活発な社会参加が認知症予防に! 星城大学グループ研究発表

2015年3月12日

科学誌プロスワン(PLoS One)2月号に掲載

愛知県の星城大学を含む研究グループが、「社会参加」と認知機能の因果関係について構造方程式のモデリングにより分析をおこない、その結果がオープンアクセスの科学誌プロスワン(PLoS One)2015年2月号で報告された。

愛知県武豊町での調査と解析

星城大学リハビリテーション学部で認知症予防の研究をおこなう木村助教らは、愛知県武豊町で実施された介護予防のためのプロジェクトから得られたデータを分析。

調査は2007年から2011年にかけて、地域住民である平均年齢73.7歳の高齢者366人(男性51人、女性315人)を対象におこなわれた。それをもとに、精神面、社会面、生活面、肉体的機能および認知機能についてのグループ化を実施。

「精神的機能」「社会的機能」「生活機能」「身体/認知機能」の4つの要素に分け、構造方程式モデリングによる分析をおこない、相関関係を計算・解析した。

「社会参加」と認知機能の因果関係

その結果「社会参加」は、これら4つの要素の改善によって活性化されることが認められた。さらに、「社会参加」が活性化すると、認知機能にも作用することが明らかとなった。

「社会参加」と認知機能のあいだに、このような数式が存在するというのが、まず驚きだ。

物忘れがひどくなったり、今までできていたことができなくなったりすると、人はおもてに出て行くのを億劫に感じてしまう。だんだん世間から足が遠のいていく。このことが、認知機能の低下にますます拍車をかけてしまうということなのだろう。

ほんのちょっとしたことの積み重ねが、その後の人生を大きく左右していくのかも知れない。「社会参加」という言葉、肝に銘じよう。

(画像は星城大学公式サイトより)

(画像は PLoS One 掲載論文より)

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▼外部リンク
星城大学 リハビリテーション学部
Analysis of causal relationships by structural equation modeling to determine the factors influencing cognitive function in elderly people in Japan.(PLoS One)


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