積水化学、「認知症の早期発見、重症化予防プロジェクト」を開始
認知症を予防する住まいを目指して
積水化学工業株式会社(東京都港区)住宅カンパニーは、高齢者向け事業における協業先であるアグリマス株式会社(東京都大田区)の認知症対策事業に参画すると発表。経済産業省の「平成30年度健康寿命延伸産業創出推進事業」に採択されたアグリマス社の「早期認知症予防センター」コンソーシアム事業の連携先として、コンセプトである「話食動眠(わしょくどうみん)」に基づいた「認知症の早期発見、重症化予防プロジェクト」を10月から開始します。
実施先は積水化学工業のグループ会社が運営するサービス付き高齢者向け住宅、「ハイムガーデン熱田」、「ハイムガーデン仙台泉 二番館」およびデイサービスセンター「オアシスセンター」です。本事業への参画を通じて得られるエビデンスにより、さらなるサービスの質の深化を図り、高齢者向け事業を強化する計画です。
話食動眠
プログラムの対象者は、同施設を利用する自立〜要支援レベル、年齢70〜102歳の25名。「アグリマス社が発信する「健幸 TV」による日常の運動習慣」(運動)、「アグリマス社が発信する「健幸 TV」による合唱コンテンツ」(音楽)、「計測器を導入し、睡眠の質を計測」(睡眠)の3つを2018年10月〜2019年2月まで行い、定期的に心身の効果を測定し、総合的に分析して個別の対策プログラムを構築し対象者と家族に情報提供します。
「話食動眠」は、東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授が提唱する「生涯健康脳」に着目。脳の活性化や機能維持のための重要な 4 つの項目、睡眠、運動、コミュニケーション、食事(調理)から健康な生活をより長期化させるという考え方です。将来的にはその研究成果を新築住宅、リフォーム、サービス付き高齢者向け住宅などに取り入れ、住まいから認知症を予防する展開へつなげることを目的としています。
(画像はイメージです)
外部リンク
積水化学、「認知症の早期発見、重症化予防プロジェクト」を開始
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 11/28(木)「オンラインフレイル予防講座」防災編を開催(福岡市)
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- ユッキー先生の認知症コラム:第3回 物忘れが心配、認知症を予防するには・・・(その1)