みずほ情報総研、認知症に関する調査研究報告書を発表
2018年4月29日
全国300の自治体から回答。先進事例研究も
みずほ情報総研は、国の「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」に基づき、認知症の人が住み慣れた町で生き生きと暮らすことができる地域社会の実現に向け、無作為に抽出した全国600の自治体に対するアンケート調査を実施、あわせて今後の施策検討などを行いました。
自治体に対するアンケートでは、認知症の人の理解を深めるための普及啓発の取組状況や課題について10項目が設定され、301自治体から回答を得ました。地域住民の認知証に対する理解促進、意識啓発、当事者支援に力を入れている一方、「不足していると考える情報・取組」では、「認知証に関する基礎知識」64.1%、「相談先、医療機関、介護サービス等の情報」62.2%、「認知証予防に関する情報」56.4%となり、情報不足に悩む現場の姿も垣間見ることができます。
また、今後の課題として「認知証への関心が薄い層にアクセスすることが難しい」が複数のテーマで挙げられており、認知証の人の希望やニーズの把握が困難なこと、人材不足などにもついても回答が多くみられました。
業種ごとの課題解決を支援
先進事例研究では、全国で約980万人にのぼる認知証サポーター、オレンジリング、認知症カフェなどがレポートされ、みずほ情報総研ではすでに行っている、小売業、金融機関、公共交通機関等への情報提供支援に加え、「今後、業種ごとの支援課題等を理解できる研修メニュー、情報発信を行っていく」としています。
詳しい内容については、下記外部リンクよりご覧ください。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
みずほ情報総研、認知症の理解を深める普及・啓発キャンペーンの効果的な実施方法等に関する調査研究報告書
おすすめ記事リンク
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 11/28(木)「オンラインフレイル予防講座」防災編を開催(福岡市)
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 岩田淳先生インタビュー:第4回 認知症患者のための理想的な地域連携とは