久山町(福岡県)・九大・DeNA、「ひさやま元気予報」を開発

2018年4月19日

半世紀の疫学調査を元に開発された健康増進サービス

福岡県久山町は、九州大学、株式会社ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区)は、久山町と九州大学が行っている疫学調査「久山町研究」の研究成果に基づき、「ひさやま元気予報」を開発し、ICTを活用した健康増進への取り組みを久山町民向けに開始します。「ひさやま元気予報」は、疾患の発症に関する情報を提供し、個人の行動変容を促すICTツールです。

様々な疾患の将来の発症に関する情報を、天気と色で表示するもので、糖尿病、心血管病に関する情報提供から始め、今後は認知症など項目を追加していく予定です。 久山町(人口約8,400人)は、50年間以上にわたり生活習慣病(脳卒中・虚血性心疾患、悪性腫瘍・認知症など)の疫学調査「久山町研究」を行っています。亡くなられた方の多くを剖検するなど(通算剖検率75%)、精度の高い調査を実施しており、検診受診率・剖検率・追跡率は世界トップレベルとなっています。

今回の取り組みにより、久山町は、町民の健康増進に取り組み、健康長寿のまちづくり・地方創生を推進し、九州大学は「久山町研究」の研究成果を社会実装することにより、人々の健康づくりを支援し、生活習慣病の予防に貢献、DeNA社は、病気になってから治す「シックケア」から、健康をケアし病気を予防する「ヘルスケア」への転換を促し、健康長寿社会の実現を目指します。

(画像はプレスリリースより)

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