落合恵子さんの新作小説『泣きかたをわすれていた』発売

2018年4月17日

壮絶な認知症介護、自身の高齢化の先に人生の自由を見出す

作家・落合恵子さんの新作小説『泣きかたをわすれていた』を河出書房新社より刊行されました。認知症の母親の壮絶な自宅介護、自身の高齢化、人生の終焉(おわり)など、現代の痛切な社会問題が題材となった示唆に富む作品です。

エッセイや新書を数多く執筆している落合さん、小説の単行本は21年ぶりとなります。主人公は子供の本専門店を主宰する72歳の冬子。冬子は7年にわたり認知症の母を自宅介護し、壮絶な介護の中にも幼い頃からの母親の愛情を思います。自分が母が介護を必要とした年齢になり、家賊や友人、愛する人達との別れを経て人生のおわりを見据え、その先に大いなる自由を見出します。

高齢化社会を迎えたいま、冬子と同じ団塊の世代のみならず、幅広い年齢層に読んでもらいたい一冊となっています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
壮絶な母親の自宅介護、そして愛するひとたちとの別れの先に広がる自由とは……冬子、72歳の物語 落合恵子さん、21年ぶりの待望の小説、上梓

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