高齢者や認知症患者の金銭管理を引き受けるサービス開始【大阪】
2015年3月11日
通帳や印鑑などを本人や家族に代わって管理
大阪市浪速区のNPO法人ひとり暮らし高齢者の笑顔をつくる会は、ひとりで住む高齢者をはじめ、外出困難、入院中、判断能力が不十分などの理由で金銭管理が十分でない人を対象に、預貯金の引き出しや各種支払いなどを本人に代わって行うサービスを開始した。
高齢者の預貯金については、詐欺被害も横行しており、盗難や紛失の可能性も高い。遠くに住む家族からは目が届かず、さらに認知症が疑われる場合などはとくに心配である。
同サービスは2月1日より大阪府内の特定地域のみ利用可能。通帳、カード、印鑑などの保管料は6ヶ月以内で6,000円、1年以内で10,000円、無制限30,000円となっている。
各種手続きや買い物代行なども
認知症や知的障がいなど判断能力が不十分な高齢者については、ソーシャルワーカーやケアマネージャーなどと連携を行ったうえで、同法人が金銭管理を引き受ける。
現金預け入れや預貯金引き出し、各種支払いや金銭を必要とする手続きの代行を実施。さらに引き出した現金で買い物などもお願いすることができる。親と離れて暮らす子供世代にとって、不安の種でもある高齢者の金銭管理を安心して任せられそうだ。
(画像はNPO法人ひとり暮らし高齢者の笑顔をつくる会のホームページより)
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NPO法人ひとり暮らし高齢者の笑顔をつくる会 プレスリリース
NPO法人ひとり暮らし高齢者の笑顔をつくる会 金銭管理サポート
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