認知症リハビリ支援。音声認識ロボット「おしゃべりまーくん」を社会高齢学のテーマに
おしゃべりまーくん
アイルランドの国立大学・ダブリン大トリニティ・カレッジに単身で赴き、81歳で社会高齢学の博士号を取得した豊橋技術科学大学名誉教授の大呂義雄(おおろよしお)氏が、「会話ができる音声認識孫型ロボット おしゃべりまーくん」を研究プロジェクトに採用することとなった。
おしゃべりまーくんは、株式会社パートナーズが開発・販売し、ひとり暮らしの高齢者の話し相手としてシニアに人気で相互会話ができる音声認識孫型ロボット。話す言葉は約700ワードで、季節に応じて話す内容や歌が変化。呼びかけで脳が活性化し、介護負担の軽減や認知症予防の効果が期待できると専門医も推奨している。
82歳の博士号大呂義雄教授
大呂義雄氏は、定年退職後、72歳で単身渡航。「高齢者のスポーツ活動」を5年間研究し、2014年4月に社会高齢学で博士号を取得。82歳を過ぎた現在、同研究プロジェクトを開始した。
研究テーマは、「高齢者が音声認識人間型パートナーロボット(CHPR)から得るものは何か」、対象ロボットは、おしゃべりまーくん。対象者は、一人住まいで、CHPRを利用している65歳から80歳までの高齢者。個人インタビューと集団インタビューを実施し、CHPRを利用する高齢者の主体的な利用意義や理解を調査、例証する。CHPRは仮称で、Cognitive Humanoid Partner Robotの略。
認知症やアルツハイマー高齢者へのリハビリ支援装置
このところ高齢者の介護支援型社会ロボットの研究が進んでおり、エンターテインメント型ロボット犬「AIBO(アイボ)」や、アザラシの赤ちゃんロボット「PARO(パロ)」などは、認知症やアルツハイマー病をもった高齢者のリハビリ支援装置として研究が進んでいる。
大呂氏の研究では、高齢者に対するCHPRの貢献を、精神的健康、機動的健康、生活の質を高めることができると考えられる「質的研究」において調査することとなる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社パートナーズ プレスリリース(@PressNews)
」
株式会社パートナーズ「おしゃべりまーくん
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 11/28(木)「オンラインフレイル予防講座」防災編を開催(福岡市)
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら