スペアミントの成分がアルツハイマー型認知症を予防する可能性

2017年12月14日

スペアミントに含まれる「ロスマリン酸」に予防作用

株式会社わかさ生活(京都市)は、12月7日(木)の生命科学系学会合同年次大会において、アルツハイマー型認知症の予防に繋がる可能性がある、鳥取大学との共同研究「アミロイド線維形成抑制に働く天然物化合物の探索」を発表しました。

厚生労働省によれば、認知症は2012年の段階で65歳以上の15%(462%)が発症、2025年には700万人、予備群である軽度認知障害を合わせると約1,300万人が認知症患者となると予測されています。

認知症の中でもアルツハイマー型は約半数を占めるといわれ、主な原因は今回の発表における研究対象となった、脳内における「アミロイドベータ(Aβ)」タンパク質のアミロイド線維化といわれています。

アルツハイマー型認知症の原因タンパク質を抑制

わかさ生活と鳥取大学・河田康志教授らの研究グループは、130種を超える素材・成分の中から、「ロスマリン酸」を多く含む米国産特別栽培種スペアミント素材をはじめとするポリフェノール素材について、アルツハイマー型認知症の原因Aβタンパク質のアミロイド線維化に対する抑制作用を確認しました。

今後は、本研究を踏まえた予防効果の高い商品の研究開発が期待されます。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
スペアミントのロスマリン酸がアルツハイマー型認知症の予防に対する可能性を発見!~わかさ生活と鳥取大学との産学共同研究を学会発表~


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