名古屋工大、電柱を活用した徘徊見守りシステムの実証実験を開始

2017年12月10日

スマートフォン上で徘徊者の位置を確認

名古屋工業大学と中部電力は、12月5日より、大府市共和西自治区において、電柱を活用した認知症高齢者徘徊見守りシステム「見守りプラス」の実証実験を開始しました。

本実証実験では、徘徊者に設定された協力者が電波発信器を携帯し、これが発信する電波を、電柱に設置した受信機やスマートフォンが検知し、Iot向け通信技術を活用し、見守り者がスマートフォンによりその位置を確認することができるというものです。

電柱に固定受信機を設置

電柱に設置する固定型受信機の有用性検証を重要項目としつつ、位置情報をサーバーに蓄積し、人工知能(AI)により分析することにより、徘徊的行動の検知モデル開発にも役立てたいとしています。

「見守りプラス」は名古屋工業大学が開発したもので、2014年度から大阪市内において徘徊者捜索の実証実験を進めているものです。今回の実験は12月5日〜2月28日まで行われ、通信技術に関する知見を得ると共に、電柱を利用した新たな地域サービスの開発に活かされます。

▼外部リンク
中部電力、名古屋工業大、電柱を活用した認知症高齢者徘徊見守りシステム大府市内で実証実験開始


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