認知症の83歳男性が首都高を逆走し死亡
2015年1月11日

行方不明者届が出されていた高齢男性が運転
7日の午前0時25分ごろ、東京都板橋区の首都高速道路5号池袋線上り線で軽乗用車が逆走。大型トラックとトレーラーに次々と衝突する事故を起こし、軽乗用車を運転していた茨城県稲敷市江戸崎甲の無職、徳田順良さん83歳が全身を強く打ち死亡した。
事故に遭遇したトラックとトレーラーの運転手にけがはなかった。トラックの運転手は事故の瞬間について以下のように語った。
「来た瞬間に、もう逃げ場がないじゃないですか、首都高速道路の上だから、えっと思った瞬間に横で音がして」
(FNNニュースより引用)
警視庁高速隊の調べによると、現場は片側二車線の直線道路。事故の直前にも現場付近を走行していたタクシーと接触事故を起こしており、同隊が詳しく調べている。
相次ぐ逆走事故の6割は高齢者ドライバー
事故で亡くなった徳田順良さんは認知症を患っており、6日昼にひとりで家を出たまま行方が分からなくなっていたため、家族が茨城県警に行方不明者届を提出していた。
首都高速株式会社によれば、高速道路上で平成23~25年に発生した逆走事案541件のうち、65歳以上の高齢者によるものが約7割、認知症の疑いや飲酒などの運転者によるものが約4割となっている。
(画像は首都高ドライバーズサイトより)
▼外部リンク
首都高ドライバーズサイト
首都高速道路株式会社 プレスリリース
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