男性介護者を支援する会「TOMO」、認知症の対策や見守りなどテーマに毎月開催

2015年1月16日

喫茶「ほっとはあと」にて毎月開催

京都に、「男性介護者を支援する会」がある。2010年に発足し、代表を山内輝昭氏がつとめている。

男性介護者のつどい「TOMO」は、介護を担っている男性の語りの場であり、「つながり」の場となる。相談したいこと、聞いてほしいこと、困ったことなど、お茶を飲みながら何でも気軽に話し、介護の体験を分かち合おうという会だ。

【日時】毎月第2水曜日・木曜日 11:30~14:00
【会場】喫茶「ほっとはあと」(御池通り西大路西入る北側)
【参加費】飲食代
【問合せ先】男性介護者を支援する会(電話 075-882-2256)

男性介護者とその家族・支援者であれば、誰でも参加することができる。事前の申込みは不要で、当日直接会場へとのことだ。

男性介護者を支援する会

同会は、協力スタッフ・支援者・男性介護者とその家族で構成されており、年会費は3000円。毎月「TOMO」を開催するほか、介護の知識を深めるための研修会、料理教室、講演会をおこない、広報「たより」も発行している。

同会の代表者山内輝昭氏は、自身も認知症の母親と病床の妻を介護してきた経験を持つ。読売新聞によると、

「家業の建築会社で早朝から深夜まで働きづめだった48歳の時、3歳下の妻が重い脳内出血で倒れた。リハビリの成果もなく、うつ病も併発した。同時期、同居する実母の認知症も進み、家族は一気に窮地に追い込まれた」(ヨミドクターより)

とある。

居場所づくりを

昨年おこなわれた主な活動は、以下の通り。
・男性介護者のための市民講座「認知症、対策と見守り」
・男性向け講座「STOP 介護離職」
・市民講座「施設介護と在宅介護」
・Happy介護ファッションショー
・公開講座「体験者が語る“がん”のこと“認知症”のこと」

電話での無料相談や関連団体の活動などの紹介もおこなっている。認知症の家族を介護し1人で悩んでいる男性、またその家族らの相談場所や居場所となると同時に、関連する団体への橋渡しの役割も担っている。

▼外部リンク
男性介護者のつどい TOMO
京都ほっとはあとセンター


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