東田勉著『認知症の「真実」』講談社現代新書より刊行

2015年1月15日

書籍『認知症の「真実」』

認知症に関する最新の知見をすべて盛り込んだ書籍『認知症の「真実」』が講談社現代新書から発売された。同書は東田勉氏が、介護家族や認知症治療の第一線で活躍する医療従事者や介護従事者へ取材をおこない書かれた書籍である。

認知症を病気とは考えず、ケアで落ち着かせる介護現場の取り組みも紹介

認知症という言葉が使われるようになったのは2004年からで、それまでは別の言葉が使われていたが差別的な言葉であるとのことから、厚生労働省は認知症と言い替えた。

しかし「認知症」はさまざまな意味で問題を含んでおり、認知症は「脳の病気である」とされるが、医学的な定義、診断基準もきわめて曖昧で、治療法も確立していない。

認知症にも、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症などがあり、その症状や治療法も大きく異なる。 

この書籍は、誤った認知症医療に対する警告の書であり、同時に、正しく認知症と向き合うための希望である。

著書の東田勉氏

東田氏1952年生まれ、國學院大学文学部国語学科卒業後、コピーライターとして制作会社数社に勤務後、フリーライターとなった。主な編著作に『介護のしくみ』、『新しい認知症ケア 介護編』『新しい認知症ケア 医療編』など多数ある。

(画像はAmazonより)

▼外部リンク
講談社現代新書
現代ビジネス

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る