富士通が高度医療研究機関と協定を締結 認知症などに関する共同研究を実施

2015年1月6日

がんや循環器疾患、認知症などの予防と克服を目指す

富士通株式会社は12月24日、独立行政法人国立がん研究センター、独立行政法人国立循環器病研究センター、独立行政法人国立長寿医療研究センター、大学法人東京医科歯科大学と共同研究を行うことで一致し、協定を締結したと発表した。

健康長寿社会の実現に向け、3つの国立高度専門医療研究センターとは、がん、循環器疾患、認知症などの予防と克服の分野において、また東京医科歯科大学とは医療分野におけるビッグデータの解析手法の開発についてと、各機関の特色に合わせて共同研究を行う。

プロジェクトの開始時期については、2015年3月をめどに各機関と研究内容を具体化し、共同研究をスタートさせる予定だ。

認知症予測のための技術を開発

国立長寿医療研究センターとの共同研究では、認知症の早期発見システムの開発を実施。2018年度末までに実用化を目指す。

国立長寿医療研究センター生活機能賦活研究部がフィールド管理や計画立案、データの収集と分析などを行い、富士通株式会社未来医療開発センターがデータ収集基盤整備と解析システムの開発を担当する。

患者の医学的情報や日常生活情報を集めて得られたビッグデータより、認知症の予兆を予測、認知症の早期治療などにつなげたい考えだ。

(画像は富士通株式会社のホームページより)

▼外部リンク
富士通株式会社/プレスリリース


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