『老いた親とは離れなさい』坂岡洋子氏が介護に関する新刊を発売

2014年12月16日

著書「老いた親とは離れなさい」

中高年の暮らしを見直す株式会社「くらしかる」代表の坂岡洋子氏が、介護についての本「老いた親とは離れなさい」を朝日新聞出版より出版した。

坂岡氏は、これまで老前整理の本を書いていたが、今回、初めて介護する人に向けた本を書いた。

驚くタイトルだが、坂岡氏は「介護を1人で抱え込んでいる人に、頑張らなくていいと伝えたい」という思いで、このタイトルにしている。同書籍には、介護で生じる、疲労、離職、老老介護などで家族が共倒れする前に、周囲の力を借りるなど、幸福な介護のノウハウが書かれている。

本には、兄弟から「独身だから」と親の介護を全面的に任される一人娘、たまに来て口だけ出す親類とその言葉に落ち込む嫁、家事能力ゼロなのに人に頼れない夫など、実際に見聞きした人たちが登場する。

公的機関の利用もおすすめ

書籍では、介護にかかる金額、地域包括支援センターや社会福祉協議会などの相談先を紹介している。具体的に、介護サービスの種類、自治体主催の体操教室など、健康管理の情報だ。

坂岡氏は、介護が必要になる前から情報集や体操教室などの活用も呼びかけており、また、1人で抱え込まず、職場などで介護の話をし、周囲からの助言や理解を受けるのもよいのではないかとアドバイスしている。

(画像はAmazon.co.jpより)

▼外部リンク
朝日新聞出版

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