小林製薬、東京大学に「認知症先進予防治療学」社会連携講座を開講
2017年7月11日
認知症予防や治療に関する基礎研究
小林製薬株式会社(大阪府大阪市)と国立大学法人東京大学は、7月1日付で、同大大学院医学系研究科に認知症予防に関する共同研究を行う、社会連携講座「認知症先進予防治療学」を開講しました。
厚労省によれば、認知症を患う人の数が2025年には700万人を超えるとの推計値が発表されています。これは、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患する計算となります。
小林製薬では、2016年に記憶力維持を表示した機能性表示食品「イチョウ薬」、2017年6月には一般用医薬品として生薬オンジを配合した、物忘れ改善薬「ワスノン」を発売するなど、認知症予防に関連する商品を発売してきました。
認知症発症メカニズムの解明を目指す
認知症のメカニズムは現在に至るまで完全に解明されていません。本連携講座では、アルツハイマー病をはじめとする認知症の発症メカニズムの解明から予防や治療に繋がる技術開発を行います。
設置期間は平成29年7月1日〜平成32年6月30日、担当教員は橋本唯史(特任准教授)、井原涼子(特任助教)、協力講座は東京大学大学院医学系研究科 神経病理学分野(岩坪威 教授)となっています。
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