ダスキンが「認知症介護、心と気持ちに配慮したサービス」を提言

2014年11月16日

東京で第2回認知症サミット開催

2014年11月7日に主要国認知症サミットが日本の東京で開催された。同サミットは、2013年12月より開催され、1回目は、イギリスのロンドンで行われており、今回で2回目。

サミットでは、世界的な共通課題と言われる高齢者の介護、アルツハイマー、認知症への新しい切り口や予防について、各国の医療に携わる関係者が集まり、情報交換や事例発表などを行った。

ダスキン ホームインステッド事業部長の福島氏は、今回、日本で開催されるにあたり、米国ホームインステッド・シニアケアとダスキンが行っているアルツハイマーや認知症の方に接する時のマニュアル、独自の教育や実際に活用できる仕掛けについて事例発表した。

ダスキンが語る今後の取り組みとは

事例発表では、現在のアルツハイマーや認知症の患者数は、世界中で約3,600万人、厚労省の資料によると推定450万人以上いるとも言われており、今後も増え続けると予想され、どのように介護を進めるかと問題を提起した。

その中で、同社は、モップなどのレンタルサービス以外に、家事や掃除代行も行っているが、依頼者の約20%が認知症と判断されたと発表した。

さらに自社研修プログラムを開発し、アルツハイマー病や認知症患者への依頼に対して細やかに対応している。また、自社研修プログラムを修了した者だけが、アルツハイマー病や認知症患者に接することができるシステムとした。

家事や掃除代行の提供は、依頼者の心や気持ちを大切にし、同じ依頼内容であっても、全て同じではなく依頼者のニーズに寄り添った内容で事業展開をしているとのことだ。

発表の最後に、日本で少子高齢化が急速に進む中で、同社が進める最新の援助方法も大切であるが、介護が必要にならないための予防がこれから必要ではないかと締めくくられた。

(画像はイメージです)

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ダスキン


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