慶大 金融老年学研究センター発足 シンポジウムを開催
2017年3月31日
金融老年学研究の展望
3月14日、慶應義塾大学は三田キャンパスにてシンポジウム「長寿社会とファイナンシャル・ジェロントロジー(金融老年学)研究の展望」を開催しました。
昨年「慶應義塾大学経済研究所ファイナンシャル・ジェロントロジー研究センター」が誕生。このシンポジウムでは、その研究報告や日本の取り組みなどが紹介されました。
加齢が社会経済に与える影響を研究
少子化に加え、長寿化が進み、急激に高齢化社会が進行している日本では、医療や福祉などの面のほかに、高齢化が経済や金融にどのような影響を与えるかを考える必要があります。
慶大は昨年6月1日、三田キャンパス内に長寿と加齢が社会経済に与える影響を研究するため、ファイナンシャル・ジェロントロジー研究センターを発足。ここでは高齢者の身体機能や認知機能の変化が貯蓄や資産運用といった金融行動、そして、マクロ経済に与える影響などが研究されています。
医学部教授も認知症研究について講演
このシンポジウムでは研究センターの研究内容の紹介や、長寿社会に合わせた社会経済システムを築くためにはどうすべきかといった社会経済学の分野のテーマ以外に、医学部教授からも認知症研究の現状と今後の動向などが解説されました。
そして、ファイナンシャル・ジェロントロジー研究に対する今後の期待について、経済学部や医学部の教授などによるパネルディスカッションも行われています。
(画像はファイナンシャル・ジェロントロジー研究センターのサイトより)
▼外部リンク
ファイナンシャル・ジェロントロジー研究センター
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