認知症の次世代治療薬開発に エーザイと慶應義塾新ラボ設立
2017年2月1日
信濃町キャンパスにイノベーションラボを設立
東京都に本社があるエーザイ株式会社と慶應義塾大学は、認知症の新薬開発のため共同研究を実施することで合意したと発表しました。
この合意の中には東京都新宿区の慶應義塾大学信濃町キャンパス内に産・医連携拠点「エーザイ・慶應義塾大学 認知症イノベーションラボ(仮称)」を設立することが含まれていて、このラボには同社と同大学の研究者が配置されることになっています。
新薬を一日でも早く届けられるように
エーザイは30年以上、認知症の分野における創薬活動を行っていて、アルツハイマー型認知症治療剤のドネペジル塩酸塩、製品名「アリセプト(R)」を販売しています。そして慶應大の医学・医療研究は、基礎研究と臨床の一体型に特長があり、ヒトiPS細胞に関する研究でも、第一級の成果を発表しています。
エーザイと慶應義塾大学は、認知症の次世代治療薬・予防薬の研究開発、新薬創出の成功確率の向上を目指します。エーザイの木村禎治執行役は「認知症は社会的、医学的課題で、その克服はエーザイの使命であると考え、慶應大との連携により、新薬を一日でも早く届けられることを期待している」と話しています。
また、慶應大の岡野栄之医学部長は、「エーザイの認知症創薬の基盤と慶應大の認知症研究が融合、実用化に結びつける絶好のチャンスと考えている」としています。
(画像は慶應義塾大学のサイトより)
▼外部リンク
エーザイ株式会社と慶應義塾大学が新しい産・医連携拠点を設立
エーザイ株式会社と慶應義塾大学が新しい産・医連携拠点を設立 -認知症の次世代治療薬開発につながる新規創薬標的の探索研究を加速-
【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 11/28(木)「オンラインフレイル予防講座」防災編を開催(福岡市)
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら