若年性認知症本人だからこそ 書籍のクラウドファンディング
2016年12月12日
目標部数は1,000部・150万円
沖縄県に住む若年性認知症当事者の大城勝史さんが、世の中の人にもっと認知症のことについて知ってもらうために書籍出版を計画し、現在、クラウドファンディングとして出資者を集めています。目標部数は1,000部で、そのための目標金額は150万円。
若年性認知症であることを公表した大城さん
一般企業に勤めていた大城さんは2012年に、自己免疫疾患の一つである抗グルタミン酸受容体抗体脳炎と診断されました。この病気と闘うため治療とリハビリの生活を送る中、昨年、若年性アルツハイマー型認知症と診断名が変わります。
認知症の多くは65歳以上の高齢者に発症するもので、65歳未満の認知症を若年性認知症と呼んでいます。大城さんは自身の病名を公表、自らの使命を認知症のことをたくさんの人に知ってもらうことと、認知症だからといって何もできないわけではないことを知ってもらうことだと感じるようになります。
来年2月10日までのクラウドファンディング
大城さんは「記憶より記録」というブログを更新し続けていて、11月23日には更新回数が2,000回に達し、その記念となるブログ記事の中で、この書籍出版のためのクラウドファンディング計画を発表しました。
28日時点で集まっている金額は25万円余り。達成率は16パーセントとなっていて、出資は2017年2月10日まで受け付けています。大城さんはこのクラウドファンディングへの出資と、この情報の共有を呼びかけています。
▼外部リンク
若年性認知症になった私の経験を本にしたい!私の世界観をたくさんの人に伝えたい
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