ソラネズマブ第3相試験にて所要項目達成されず

2016年12月1日

臨床試験中のアルツハイマー型認知症治療薬にて第3相試験の結果が発表

平成28年11月23日、現在臨床試験段階にあるアルツハイマー型認知症治療薬ソラネズマブに関して、第3相試験において主要項目が達成されなかったと、イーライリリー・アンド・カンパニーが発表しました。

副次評価項目における結果とは反面第3相試験では有意差が見られず

アルツハイマー型認知症は他の認知症の中でも治療薬が少なく、このことから新たな治療薬の開発が望まれています。

こうした中、今回第3相試験が行われたソラネズマブは現在、イーライリリーにより臨床試験が行われている、軽度のアルツハイマー型認知症に向けた治療薬です。そして今回、当該新治療薬は第3相試験でのプラセボ投与群との比較において、症状進行の抑制を示す有意差が見られませんでした。

ソラネズマブの承認申請は行わず

また、今回の結果を受けイーライリリーは当該治療薬の承認申請は行わない方針を示しました。

その他、残りの非盲検継続投与等のプロセスを行っていく一方で、このソラネズマブに関するそれ以降の開発工程については決定されていません。

詳しくは、外部リンクを参照してください。

▼外部リンク
イーライリリー社、ソラネズマブの第Ⅲ相臨床試験結果を発表

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