見守りタグと専用靴2,100セットを無料配布~ALSOK
国交省のモデル事業で
綜合警備保障株式会社(以下、ALSOK)は11月22日、ALSOKが開発する徘徊対策商品「みまもりタグ」2,100個、みまもりタグを収納する「みまもりタグ専用靴」2,100足、位置情報の提供基地局「みまもりタグ感知器」2,800台を、全国10箇所の市町村に無料で配布する、と発表しました。
「みまもりタグ」は、Bluetooth無線技術を利用した、ボタン電池で長期間動作が可能な端末です。小型で軽量なため、ひもを通してカバンに付けたり、専用の靴に入れて携帯したりすることができます。
みまもりタグ」を携帯した高齢者等が、専用アプリ「みまもりタグアプリ」をインストールしたスマートフォンや、「みまもりタグ感知器」とすれ違った際に、スマートフォン等の位置情報機能を活用し、自動的にサーバーに位置情報を蓄積します。
スマートフォンを持つボランティア等の数が増えるほど、感知性能が向上します。
またALSOKが蓄積する情報は、匿名の位置情報のみで、個人情報は含まれないのも特徴です。
2016年4月より、ALSOKはこの仕組みを一部の自治体に提供し、地域の見守りネットワーク構築に向けた実証実験を行っています。
今回ALSOKは、国土交通省の「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」を活用し、これらの機器を2019年3月末まで無料で利用してもらう予定です。
地域の体制強化への支援も
配布する予定の市町村は、茨城県笠間市、埼玉県さいたま市、埼玉県小鹿野町、東京都多摩市、東京都稲城市、神奈川県海老名市、滋賀県湖南市、奈良県天理市、奈良県生駒市、福岡県北九州市です。
ALSOKは今後、これら市町村の自治体との間で、個別に具体的な取り決めを進めて行く予定です。
今回の事業では、市町村と連携しながら地域ごとの課題を解決し、見守りネットワークの構築を図ります。
また、民間企業等の有志と共に、高齢者や子どもの見守りに関する団体を立ち上げます。これにより、地域の見守り活動の普及拡大を図るとともに、立ち上げを予定する見守りネットワークを継続的に維持していくためにALSOKが支援することとしています。
(画像はプレスリリースより)
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