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レビー小体型認知症の早期診断は海馬測定で可能~米国の研究

2016年11月29日

早期診断がなぜ重要?

アメリカ神経学会(以下、AAN)は11月、思考や記憶に問題がある人が将来レビー小体型認知症になるのかどうかを、海馬の大きさを測ることで推定できる可能性があるとする研究成果を、AANの定期刊行雑誌「Neurology」オンライン版で発表しました。

レビー小体型認知症は、認知機能の減少についてはアルツハイマー病やパーキンソン病と似ていますが、初期の段階で区別することが難しいとされています。一方で、病気に応じて処方する薬が異なるため、初期段階で医師が正しく診断しないといけません。

例えば、レビー小体型認知症では、他の病気による認知症で処方される向精神薬を服用すると、重い副作用を生じるためです。



研究で見いだされた海馬の萎縮との関係は

研究では、軽度認知障害(MCI)と診断された160人に対し、実験の開始する時、および年1回の頻度で、平均2年間MRI検査を行い海馬の大きさを測定しました。アルツハイマー病を発症したのは61人で全体の38%、レビー小体型認知症を発症したとされる人が20人、全体の13%でした。

そして、レビー小体型認知症を発症した人のうち、海馬が萎縮していなかった人は萎縮した人の5.8倍、20人中17人となりました。

ただし、アルツハイマー病でも海馬の萎縮がMCIの段階でみとめられなかったケースもありました。また、研究成果の最終的な妥当性については、死後解剖を行ってレビー小体型認知症かを確認する必要があります。

それでも、この発表を行った研究者は、認知機能の低下がみられるMCIの段階でレビー小体型認知症のリスクが高いかどうかを特定できることは、適切な治療のためには重要、としています。


▼外部リンク
プレスリリース(英文)

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