認知症に対する人々の意識は?~オリックス・リビングが調査

2016年11月21日

街で認知症の人に声をかけられる?

有料老人ホーム・高齢者住宅を運営するオリックス・リビング株式会社(以下、オリックス)は11月7日、第9回「介護に関する意識調査」の結果を公表しました。

この調査は、全国の40代以上の男女1,238名を対象に実施しました。

調査の内容は、介護に関係する関心の高いテーマを取り扱っています。介護離職という言葉に代表される「介護と仕事の両立」についての他に、認知症についての質問も行いました。

「街で認知症の人を見かけて声をかけることができるか」との問いに対して、「できない」という回答が32.4%、「今はできないが、知識があればできる」という回答が44.6%となり、合わせて77.0%の人が「できない」と回答しました。

「認知症に関して、知っている取り組み」について尋ねたところ、「知らない」が76.7%にのぼりました。国が推進する「認知症サポーター」(15.6%)や「認知症カフェ」(10.9%)は、認知度が低い結果となりました。

認知症になったら施設入所を希望する人は

また、自身が認知症を発症し、大切な人を忘れてしまった場合、「施設に入る」と回答した人は、77.6%でした。男女別では、女性が86.2%、男性が72.0%となり、若干男女差が表れました。

「施設に入る」とした理由を尋ねたところ、「大切な人に迷惑をかけたくないから」が67.2%と最も多く、次に「他人に介護されたほうが気が楽だから」が22.0%、となりました。周囲の人への負担になることを懸念する声が多い結果となりました。

オリックスはこの調査を、インターネットリサーチ方式で11月6日に、1,238 名(男性 747名、女性 491名)に対して行いました。

▼外部リンク
プレスリリース(PDFファイル)


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