アルツハイマー病と生きる丹野 智文氏の渡英報告会

2016年11月6日

診断までの経緯

宮城県において学際的な研究の推進、ケア技術の研鑽、一般社会に向けた啓発活動などを展開している「宮城の認知症をともに考える会」は、11月13日10時~17時の日程で、『認知症とともに、よく生きる旅へ』~丹野智文さんと行った渡英報告会~を開催すると発表した。

丹野氏は2013年に39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断され、当時は職業継続への不安などに苛まれたが、成績もトップクラスだった丹野氏は会社側の理解もあり、事務職として今でも勤務を続けている。

不調を感じ始めたのは2009年くらいから、仕事中に自分の物思えの悪さを実感し始めていたというが、2012年12月25日のクリスマスの日に脳神経外科クリニックを受診し、若年性アルツハイマー型認知症と診断されたという。

今でも精力的に活動する丹野氏

次第に仕事がやりづらくなってくるにつれ、メモなどに頼ってなんとか業務をこなしていた丹野氏だが、一緒に働くスタッフの顔と名前も分からなくなるに至り、異変をはっきり自覚してクリニックを受診した。

“アルツハイマー”という病の現実を知らされて最初は涙したという丹野氏だが、勤め先の社長に「戻ってきなさい。体は動くんだろう? 仕事は何でもあるから」と声を掛けられ、本社の総務・人事グループに異動し、復職したという。

報告会ではそんな丹野氏の貴重な海外渡航談を聞くことができそうだ。
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
宮城の認知症をともに考える会


このページの
上へ戻る