英ヒースロー空港、世界初の「認知症にやさしい」空港へ
2016年10月15日
職員7万6000人が研修を受講し、認知症の人を支援
ヒースロー空港株式会社(以下、ヒースロー空港)は、イギリスアルツハイマー病協会(以下、協会)と協同して、「世界で初めての”認知症にやさしい”空港」となると発表した。
協会が推進する「認知症にやさしい地域社会(コミュニティ)」と保ばれるプログラムに参加し、職員7万6000人に対して必要な研修を行い、認知症に対する認識を深める。プログラムでは「認知症フレンド」という講義や研修、オンライン講習が用意されている。
第一線の現場で、障害のある人などに対する特別支援を行うチームでは、常に認知症の人と触れ合う「認知症フレンド」となるが、同チームのスタッフ約1000人が9月末までに研修を受ける。
イギリスでの認知症者の現状
イングランドでは、70万人近い認知症患者がおり、50万人の要介護者への支援に260億英ポンド(約3兆4000億円)の費用がかかっている。
今回の取り組みは、イギリス首相の「2020年認知症への挑戦」の一部としての活動で、企業が認知症にやさしくなると宣言することを推奨するもの。これにより認知症の人は、自分たちが他人に理解され受け入れられていると感じることができる。
▼外部リンク
ヒースロー空港ホームページ(英文)
【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら