早期での発見及び介入を図る神戸モデルの構築に向け共同研究
2016年10月29日
神戸大学及びWHO神戸センター神戸モデル構築のため連携開始
神戸モデルの構築を目的とする「認知症の社会負担軽減に向けた神戸プロジェクト」を、WHO神戸センターと共同で行うと神戸大学が発表した。
なお神戸モデルは、認知症に対し早期での発見及び介入を図るものである。
認知症を抱える者の増加を受けて
認知症を抱える者の数は世界的に増加傾向にあり、これは人口の高齢化も相まってさらに進行するものとされている。
また一方で認知症は、その主な症状として認知機能の低下があることから、進行に伴い自力での日常生活が困難となってくるのだ。また根本的な治療法は確立されていないがその進行を遅らせることは可能であり、こうしたことからも早い段階での気づき及び介入が重要となる。
そうした中、神戸市では認知症における早期での発見及び介入をその目的とする、神戸モデルの構築を図っておりそれを踏まえ此度、神戸大学及びWHO神戸センターが手を組み3年に渡る共同研究を、開始させることとしたのである。
スクリーニング調査及び認知症啓発プログラムの実施
今回行われる共同研究では、神戸市に在住する住民を対象とするスクリーニング調査や、地域における認知症啓発プログラムが主に行われる。これらを通じ早い段階での発見及び治療の開始を図っていくのだ。
加えて、当該研究は同年9月に開かれるG7神戸保健大臣会合公式サイドイベントにて、概要が発表される。
▼外部リンク
WHO神戸センターと神戸大学、認知症の早期発見・早期介入をめざす「神戸モデル」構築に向けた共同研究を開始
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