外出頻度が低いほど認知機能が悪化することが明らかに

2016年10月26日

ユニ・チャーム認知症に関する調査の結果を発表

2015年5月より取り組まれていた認知症に関する調査の結果を、ユニ・チャーム株式会社が発表した。

なお今回の調査結果の発表は、同年9月21日の世界アルツハイマーデーに先んじて行われたもの。

介護に当たる者から見た認知症を抱える人の症状の進行具合等について調査

認知症はその症状的特質上、進行に伴い自身の力で日常生活を送ることが困難になっていく。また、その予防や進行を遅らせる手段や薬については昨今の研究によりいくつか存在するが、根治的な療法については未だ確立されていない。

ユニ・チャームはこうした実状を背景に、認知症を抱える者の介護に当たっている人を対象に、認知症症状や生活意欲また基本的生活動作について調査を行った。

外出頻度との関連が明らかに

こうした調査の結果、認知症の進行具合を踏まえた上で日常生活における自立度を表わす、認知症自立度や基本的生活動作また生活意欲と外出頻度間における関連性が明らかとなった。

詳しく見ていくと、まず1週間のうち3日以上外出する者は、1年後も当時と同等の認知症自立度を維持している一方で、1週間のうち外出をするのが1日から2日もしくは、月に1日から2日より少ない場合は明らかな低下が見られたのである。

また、入浴や食事といった基本的生活動作や日々の食事や起床等における生活意欲に関しても、多く外出するグループが一番高いという結果となった。

このように、たとえ認知症を発症してしまっても多く外出機会を設けることで、日常における基本的生活動作や意欲ひいては自立度の維持を図れるということが、今回の調べで明確にされたのである。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
9月21日「世界アルツハイマーデー」に先駆けユニ・チャーム、「認知症に関する調査結果」発表外出頻度が低いほど認知機能が悪化


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