函館市 10分間の電話で「あたまの健康チェック」を実施
2016年8月22日
認知症への進行を予防するために
北海道の函館市が高齢者の市民のために専用のコールセンターへ約10分間電話するだけでできる「あたまの健康チェック」を実施している。市は軽度認知障がい(MCI)の段階で症状に気づき、認知症への進行を予防するために、この「あたまの健康チェック」を実施している。
軽度認知障がいとは
日常生活に支障はないが、記憶や決定、理由づけ、実行などの認知機能に問題がある状態を軽度認知障がいと呼んでいる。
軽度認知障がいの状態にある人は認知症予備軍だとされ、何も対策をとらずにいると、5年間で約半数の人が認知症に進行してしまうとされている。
そして、軽度認知障がいの段階で気づくことができれば、認知症への進行を予防することも可能であり、正常な状態に戻る可能性もあるという。
認知症リスクに思い当たる人に
函館市の電話による「あたまの健康チェック」は、65歳以上で要支援・要介護認定を受けていない市民が利用できる。
市では糖尿病や高血圧、脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足、頭部外傷、メタボリックシンドロームなどの認知症リスクの要因に一つでも当てはまる人は、積極的にこのチェックを受けて欲しいとしている。
■対象: 65歳以上の函館市民であること
■要支援・要介護認定を受けていないこと
■費用: 無料
■ 定員: 1,500人
申し込み順に電話番号を記載した受検証書を送付
結果票は自宅に郵送
(プレスリリースより引用)
詳しくは以下リンク先の函館市の公式ホームページで確認を。
▼外部リンク
10分でできる!65歳以上の方の「あたまの健康チェック」
【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 11/28(木)「オンラインフレイル予防講座」防災編を開催(福岡市)
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら