仙台市 認知症疾患医療センターに2つの医療機関を追加

2016年8月12日

東北医科薬科大学病院と東北福祉大学せんだんホスピタル

8月1日、宮城県の仙台市が認知症疾患医療センターとして、2つの医療機関を指定した。今回指定されたのは宮城野区福室の東北医科薬科大学病院と、青葉区国見ヶ丘の東北福祉大学せんだんホスピタルである。

市は既に、いずみの杜診療所と仙台西多賀病院を認知症疾患医療センターに指定しており、これで市内の認知症疾患医療センターは4つとなる。

全国で整備される認知症疾患医療センター

認知症疾患医療センターは認知症の診断や、周辺症状などへの医療、認知症についての相談などを行うことができる医療機関のことで、国は全国での整備、設置を進めており、都道府県と政令指定都市が各医療機関を指定している。

認知症疾患医療センターに指定されるには、医療相談室が設置されていること、認知症の専門医が1名以上配置されていること、相談室に精神保健福祉士や保健師などが2名以上いること、血液検査やCT、MRIなどの検査体制が整っていることなどが必要となる。

また、地域連携のための情報センターとして機能していること、認知症の専門医療の研修に取り組むことなども求められている。仙台市は進展する高齢化社会に対し、認知症の症状などの容態ごとに、適切な医療や介護のために連携が必要だと考え、その一環として、2つの医療機関を認知症疾患医療センターに指定したとしている。

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認知症疾患医療センターを指定しました


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