蓮田市 認知症ガイドブックを作成し配布・公開中
2016年8月5日
蓮田市公式ホームページでも閲覧可能
埼玉県の蓮田市が認知症の進行度や症状ごとの医療サービスや介護サービス、ケアについてまとめた「蓮田市認知症ガイドブック(認知症ケアパス)」を作成した。このガイドブックは市の在宅医療介護課地域包括支援センターの窓口で入手できるが、市の公式ホームページからも閲覧できるようになっている。
埼玉県内でも蓮田市は高齢化率が高いとされ、国全体では高齢者の中の約15パーセントが認知症ではないかと考えられており、市では認知症になっても、できる限り長く、住み慣れた自宅で安心して暮らし続けるために、この「認知症ガイドブック」を作成した。
認知症の人と接する時の心がけなども記載
このガイドブックでは、症状や進行の抑制のために必要な早期発見のポイントが紹介され、心当たりがある場合の相談先、検査や診断ができる医療機関なとが記されている。また、認知症の進行の度合いと症状、そのケア、対応についても紹介している。
そして、認知症の正しい知識として、代表的な認知症のタイプ「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭葉型認知症」のような根治が困難だとされているものに加え、「血管性認知症」「正常圧水頭症」「慢性硬膜下血腫」「甲状腺機能低下症」といった他の病気を原因とする認知症が紹介されている。
また、認知症の人と接する時の注意点として、「認知症は脳の病気である」ことを認識し、もしも、当事者が間違ったことを言ったり行ったりした場合は、すぐに正そうとするのではなく、やさしく場面を切り替えるなどの工夫や心がけも記されている。
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認知症予防法についてはこちらで紹介
▼外部リンク
蓮田市認知症ガイドブック(認知症ケアパス)を作成しました
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