糖尿病情報に特化したメディア「糖尿病ねっと」をリリース

2016年8月2日

糖尿病に関するコラムやニュースを毎日配信

介護・医療の情報サービスを提供する株式会社エス・エム・エスは、糖尿病に特化したメディア「糖尿病ねっと」をリリースした。糖尿病専門医をはじめ、医療関係者・管理栄養士・薬剤師などの専門家が執筆・監修したコンテンツを提供することで、糖尿病の予防や改善をトータルにサポートすることを目的としている。

糖尿病に関する基礎知識をまとめた「糖尿病を知る・学ぶ」や糖尿病を切り口とした「医療・健康ニュース」など、毎日配信されるコラムやニュースを通して、糖尿病に関する最新情報をチェックすることができる。

今後はさらに、糖尿病の予防・改善に効果的なレシピ情報の配信や、糖尿病の簡易セルフチェックおよび病院検索機能、患者やその家族が悩みを共有しあえるコミュニティなどのリリースが予定されている。

認知症のリスクを上げる生活習慣病

「糖尿病ねっと」リリースの背景には解決しなければならない課題として、社会の高齢化に伴う医療・介護関連の社会保障費増大がある。生活習慣病は日ごろの心がけ次第で発症の抑制や症状の改善が可能であり、予防活動への取り組みを普及させることで医療費の抑制に?げることができる。しかし、現時点では適切な予防活動を行うのに必要な情報が十分に集約・発信されていない状況だ。

株式会社エス・エム・エスは全国の管理栄養士の約60%が登録している栄養士のためのコミュニティサイト「エイチエ」や、日本最大級の認知症専門サイト「認知症ねっと」を運営している。

認知症には脳血管性認知症、前頭側頭型認知症(FTD)、若年性認知症、アルコール性認知症、正常圧水頭症(NPH)、まだら認知症など様々な種類があるが、なかには生活習慣病と密接な関係があるものもある。

高血圧症の人は正常血圧の人よりも脳血管性認知症になるリスクが3.4倍、糖尿病患者は正常な人よりもアルツハイマー型認知症になるリスクが約4.6倍、脳血管型認知症になるリスクが2倍以上もあることが分かっており、生活習慣の改善は認知症予防にも効果がある。

「認知症ねっと」では「糖尿病ねっと」と同様に、ニュースやコラムを通して認知症や予防に関する知識・最新情報を入手したり、簡易診断を行うことができる。なお、今後は高脂血症や高血圧についての専門サイトも開設される予定だ。

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▼外部リンク
株式会社エス・エム・エスプレスリリース[pdf]


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