「生駒市オレンジチーム」開始 初期の認知症を支援
2016年7月5日
生駒市の認知症初期集中支援チーム
奈良県の生駒市が認知症初期集中支援チームである「生駒市オレンジチーム」をスタートさせた。これは今後同市で予想される認知症高齢者の増加に備え設けられるもので、認知症になり介護が必要な状態になっても、安心して住み慣れた地域に暮らし続けるための医療や介護サービスの案内などのサポートをするチームである。
認知症初期集中支援チームとは
認知症初期集中支援チームとは介護や医療の専門家によるチームのこと。国が策定した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の中に「認知症初期集中支援チームの設置」が記されており、各自治体は認知症の早期診断などための「認知症地域推進員の設置」が求められている。
各専門家で構成される認知症初期集中支援チームは、認知症の診断、受けるべき診療や介護サービスの案内、健康を維持するためのサポートを行い、認知症患者とその家族をサポートする。
40歳以上の「認知症かも」と心配な人に
生駒市オレンジチームはやまと精神医療センターの認知症の専門医が協力し、保健師や精神保健福祉士、社会福祉士といった複数人の専門職が認知症の人、あるいはその疑いのある人の家庭を訪問し、認知症状の確認、必要な支援の検討、案内などを行っていく。
この生駒市オレンジチームの支援対象者は市内在住の40歳以上の「認知症ではないかと不安に思っている人」のうち、現時点で医療介護サービスを受けていないか、受けていても状態が思わしくなく、対応に悩んでいる人、家族を対象としている。
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認知症初期集中支援チーム「生駒市オレンジチーム」をスタートしました!
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