徳島県立中央病院 認知症疾患医療センターにBPSD専門外来新設

2016年4月20日

診療は毎週月曜午後

4月1日、徳島県徳島市蔵本町にある徳島県立中央病院は、同病院内にBPSD専門外来を新設したと発表した。このBPSD外来の診療は4日から始まっており、毎週月曜午後に行われることとなっている。

介護者を苦慮させるBPSD

認知症の症状は、脳の機能に何らかの問題が生じて発生する記憶障害などの中核症状と、人間関係、生活環境の中で発生する周辺症状に分類される。この周辺症状は行動・心理症状、BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)と呼ばれることが多い。

周辺症状には行動などに対する意欲の低下、抑うつ、無気力、そして、物忘れや思い込みなどによる妄想などがある。また、こういった精神面での症状だけでなく、徘徊や暴言、暴力がBPSDとして現れることもあり、介護者などが対応に苦慮することにもなる。

徳島県立中央病院はこれまでも認知症専門外来にて、BPSDのある患者に対して診療を行ってきたが、緊急性の高いケースに対応するため、BPSD外来を開設した。このBPSD外来についての詳しい情報は以下リンク先の徳島県立中央病院で確認を。

(画像は徳島県立中央病院のサイトより)

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▼外部リンク
認知症疾患医療センターBPSD専門外来開設のお知らせ

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