NHKハートフォーラム「認知症700万人 当事者が拓く新時代」開催
先進地スコットランドからの提言
NHKハートフォーラム「認知症700万人 当事者が拓く新時代 ~先進地スコットランドからの提言~」が、11月14日東京会場にて、11月23日大阪会場にてそれぞれ開催される。
認知症問題の先進地といわれるスコットランドから、認知症当事者グループを立ち上げた中心的存在のジェームズ・マキロップ氏を招き、今後日本がめざすべき認知症施策について考える。スコットランドの「認知症ワーキンググループ」では、認知症の正しい理解をうながす啓発活動をおこなうとともに、スコットランド自治政府との対話を実行し、政策に反映させている。
今日医療の進歩により、「認知症」の早期発見が推進されている。しかしその支援は未だ不十分であり、「早期診断・早期絶望」ともいわれる状況となっている。世界では、認知症の人の声を政策に取り入れ、方策を探ろうという動きが始まっているという。
認知症当事者を交えてのパネルディスカッション
第1部は、ジェームズ・マキロップ氏の講演「私達はいかにして『声』を獲得したか」がおこなわれる。その後、NPO法人クローバー副理事長で日本認知症ワーキンググループ共同代表をつとめる藤田和子氏の講演「日英の当事者による対話」がおこなわれる。藤田氏は、8年前に45歳で初期認知症と診断された認知症当事者である。
第2部は、ジェームズ・マキロップ氏や藤田和子氏が参加してのパネルディスカッションが開催される。認知症医療に携わる精神科医で社会的な支援のあり方を研究する粟田主一氏、認知症ケアの研究や当事者活動の支援をおこなう永田久美子氏、国の認知症施策担当者として「新オレンジプラン」の策定に関わる水谷忠由氏が加わり、意見交換がおこなわれる。
開催概要
【日時】2015年11月14日(土) 午後1時~4時 (開場:0時30分)
【会場】東京国際フォーラム ホールB7 (東京都千代田区丸の内3-5-1)
【定員】700名
【参加費】無料
【締切】定員に達し次第
【申込方法】NHKハートフォーラム お知らせページより
【連絡先】渋谷区神南1-4-1 NHK厚生文化事業団「認知症11/14 東京」係 (FAX:03-3476-5956)
なお大阪会場は、2015年11月23日(月・祝)午後1時~4時(開場:0時30分)、大阪ビジネスパーク 円形ホール(大阪市中央区城見2-1-61)にて開催される。
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