アカデミー賞受賞!若年性アルツハイマー型認知症を描いた映画 『アリスのままで』
原作はリサ・ジェノヴァの小説“STILL ALICE”
ジュリアン・ムーア主演の、若年性アルツハイマーを描いた映画 『アリスのままで』の公開が、6月27日(土)に決定した。新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国でロードショー公開される。
『アリスのままで』は、世界各国で翻訳されているリサ・ジェノヴァの同名小説“STILL ALICE”が原作。
主演のジュリアン・ムーアはアカデミー主演女優賞受賞!
アリスは、ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる50歳の言語学者。医師である夫と3人の子どもたちに恵まれ充実した毎日を過ごすある日、若年性アルツハイマー症と診断される。それぞれの家族の想い。日々記憶を失いながら病気と闘うアリスの姿。それでも日々薄れていく記憶と知識。
自分の名前すら思い出せなくなっても、なお尊厳を持って懸命に生きようとするアリスを演じきったジュリアン・ムーアは、同作品で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞。
早期の気づきを
認知症は、一般的には高齢者に多いが、65歳未満で発症した場合に「若年性認知症」とされる。
若年性認知症の場合、ほとんどの人が現役で仕事や家事をおこなっているので、認知機能の低下に気づきやすいと思われがちだ。しかし実際には、仕事のミスや家事の粗相が続いても、認知症のせいだとは思わず、疲れや更年期障がい、うつ状態だとして放置。気づいたときには認知症の症状が重くなっているといったことがある。
映画の中でアリスは、大学の講義中に言葉が出てこない自分に気づく。いつものジョギングの途中、突然帰り道が分からなくなってしまう。
日常生活の中での行動や話すことがいつもと違うのではないかという「気づき」が、若年性認知症の早期発見につながる。「同じことを何度も聞く」「よく知っている道で迷う」「家電製品の使い方が分からない」「好きだった趣味などに関心をしめさなくなる」など、少しでもおかしいと思ったら、認知症のチェックをしてみよう。
(画像は『アリスのままで』公式サイトより)
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「アリスのままで」公式サイト
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