認知症予防にも期待大!昔の写真で広がる「回想法」の輪
身近な認知症予防
首都大学東京、荒川区、スキャナメーカーの株式会社PFU(石川県かほく市)は、家庭でも手軽にできる認知症予防として、昔の写真等を見返す「回想法」の普及を目指し、東京都荒川区内においてボランティア活動を行っています。
回想法は高齢者が過去の写真を見ることにより記憶を活性化させ、脳の働きを活発にする心理療法です。1960年代にアメリカで開発され、認知症の予防やリハビリに取り入れられています。回想法では多くの場合、市販の写真集などを利用することになりますが、本活動では、「Omoidori」という武器を活用し、身近な写真を簡単に使用することが可能になっています。
回想法をより身近にする武器「Omoidori」
スマートフォンを箱のような「Omoidori」の溝にセットし、昔のアルバムにある写真の上に設置、後は写真を撮影すれば光の加減を気にすることなく、キレイに画像を取り込むことができます。これを活用し、本ボランティアでは地域の高齢者が見たときにより身近に感じられるよう、区内のお宅にある古いアルバムを借りて写真をスキャンし、独自の写真資料を作成しています。
写真をスキャンするボランティアメンバーは70代~80代のシニアの方ですが、スマホを手にスムーズに作業を進めています。データはPCに取り込まれ、デイサービスなど区内各所で回想法を行う際にスライド上映する写真資料となっています。ボランティアでは「今後は荒川区内にとどまらず、家庭でも気軽に楽しんでもらえるよう回想法の普及に取り組みたい」としています。
「Omoidori」(iPhone8対応)は、税込み12,800円。高齢者の回想法のみならず、若い人たちも含め、様々な場面で活躍しそうです。
(画像はプレスリリースより)
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認知症予防にも期待大!昔の写真で広がる「回想法」の輪
「Omoidori」の詳細
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