脳を鍛え認知症を予防するエクササイズ『コグニサイズ』開発

2014年12月6日

脳を鍛える「コグニサイズ」で認知症予防

国立長寿医療研究センターが、認知症予防に、体を動かしながら、脳を鍛える認知症予防エクササイズ「コグニサイズ」を開発した。

コグニサイズは、認識(コグニション)と運動(エクササイズ)をあわせて作った新しい言葉だ。このエクササイズは、認識課題と運動課題を同時におこなうことが特徴。

コグニサイズとは、どんな動きをするの?

このコグニサイズは、認識課題と運動課題を同時におこなうこと。頭を使い、声を出しながら、体を動かす体操だ。

1つ目のコグニサイズは、声を出しながら、リズムよく数字を数える。そのリズムに合わせて、右、左とステップを踏み、それに加え、3の倍数の時には声を出さず手をたたく。

2つ目は、まず3人1組で踏み台昇降をしながらしりとりをする。普通のしりとりなら簡単だが、このしりとりは、他の2人がいった単語も記憶し、その単語を繰り返した後に、新たに自分の単語をいう。

3つ目は、コグニウォークだ。普通のウォーキングではなく、しりとり、計算、川柳など声を出しながら早足で歩く。

3つとも頭と体を同時に使う体操だ。

コグニサイズ実施の注意点は?

コグニサイズをおこなう時は、ケガや転倒に注意し、準備体操や水分補給は十分おこなうことが重要だ。痛みや疲れを感じたら休憩をとり、1つの課題になれてきたら新しい課題にするなど、変化を入れると非常に良いとされる。そして、短時間でもいいから、毎日おこなうことが大切とのことだ。

(画像はプレスリリースより)

▼コグニサイズについてはこちらの書籍が詳しい

▼外部リンク
国立長寿医療研究センター
認知症予防へ向けた運動「コグニサイズ」

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る