【インタビュー】業界初!太陽生命の認知症治療をサポートする保険

2016年7月1日

この春、大手生命保険会社のひとつである太陽生命が画期的なサービスを開始すると発表しました。それが、認知症を始めとするシニアに多い疾患・障害に対しての保障を行う「ひまわり認知症治療保険」。 日本人の認知症の中でももっとも発症頻度の高いアルツハイマー型認知症など、脳の変化により生じる認知症にかかった場合に一時金を支払ってくれるサービスです。

認知症予備郡が年々増加している中、こういった新しいサービスを作った裏にはどのような思いがあったのでしょうか。今回は、太陽生命の広報担当者に、このサービスができるまでの経緯やサービスに対する思いを伺いました。

認知症保険が誕生した背景

―― 社会の高齢化が問題となっている中、保険業界で初めて認知症保険を発売されたわけですが、どのような背景があったのでしょうか。

「近年、高齢化とともに独居老人が増えてきています。我々の保険を利用されている方たちを訪問している中でも、認知症に対する不安の声というのが目立ってきていました。 今は元気でひとり暮らしをしていても、50代60代ではいずれ病気になる可能性があります。ひとり暮らしの高齢者が病気になったときに、その状況をカバーする保険を作る必要があると、社長が言い始めたことがきっかけです。」

これまでのデータから最適な認知症治療保険を考案

―― 「ひまわり認知症治療保険」にはどのような特徴があるのでしょうか。

「今回このような保険を発売するにあたり、これまで介護保険を発売してきた中で溜めてきたデータも参考にしつつ保険料の計算ができるため、保障を適切な保険料で提供することが可能となりました。年齢、性別にもよりますが、月々2000円台の保険料でのご加入も可能です。

また、過去に大きな病気をしている方や健康に自信がない方でも加入頂けるのも大きな特徴です。これは生命保険業界として初の保障で、具体的には過去に病気になった方でも、認知症の発症がはじめてであれば、当社所定の状態が 180 日継続した場合に給付金の支払いを受けることができます。」

本当にお金が必要なときに役立つ保険

―― 認知症になったらお金がもらえるのですか。

「はい。認知症と診断され、その状態が180日継続したときに一時金が支払われ、使用用途に制限はありません。これが大きな特徴です。

JRの訴訟事件を受けて、家族が認知症になったとき、お金が必要になるという認識が世間の中で強まりました。一時金は認知症を発症した場合に家族が引き取ることで必要となるお金や、家をリフォームするためのお金にもご使用頂けます。お客様はいろんな使い方をしたいと考えているはずなので、お客様のニーズに応じた利用が可能となるよう、一時金として提供する内容にしました。」

実際に認知症を発症した場合の給付手続きもサポート

―― しかし、認知症になった本人が一時金を請求するのは難しいのでは。

「そうですね。お客様本人が認知症になった場合、請求が難しいという問題があります。そこで、①指定代理人請求(家族が給付の請求をする)のほか、②内務員(社員)が給付の請求をお客様の代わりに手続きする「かけつけ隊サービス」をはじめました。これは、実際に窓口で給付手続きを行っている職員がお客様のところに訪問し、窓口で行っている業務内容を直接お客様の自宅に訪問して行うといったサービスです。

実際に業務を行っている職員が訪問することで、さまざまな質問にも答えられ、お客様の不安の解消につながります。訪問営業(リテール営業)に慣れている太陽生命だからできるやり方と言えます。」

実際の反響と保険の今後

―― 実際販売しての反響はいかがですか。

「保険が発売されてからかなりの反響を頂いています。すでに4ヶ月で7万件以上の加入実績がでています。特に、60代のお客様に大きな関心を持ってもらっています。将来的には、発症してからの保障だけでなく、認知症の予防にまで踏み込んでいきたいと考えています。太陽生命の保険に加入すると認知症にならない、ということが実現できればと考えています。

お客様の大切なお金ですから、保険金のお支払にあてるだけでなく、保険料を予防サービスに使って頂けるようにしていきたいと考えています。」

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