ドイツ・バイエルンの元FW ゲルト・ミュラー氏、アルツハイマー病に

2015年10月16日

“爆撃機”と呼ばれたストライカー

10月6日、サッカーのドイツ1部・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンは、元ドイツ代表のFW ゲルト・ミュラー(69)氏が、アルツハイマー病を患っていることを明らかにした。

ミュラー氏は、1964年から79年までバイエルンでプレー、13回の優勝を経験し、数々のタイトル獲得に貢献した。ブンデスリーガでは通算365得点を決め、“爆撃機”と呼ばれるほどの驚異的なゴール数を誇るストライカー。ドイツ代表では、62試合で68得点を記録した。

いつでもバイエルンのファミリー

発表によるとミュラー氏は、今年2月より介護施設に入所し、専門家の治療を受けているという。すでに夫人とは同居していない。

バイエルンのルンメニゲCEOは、「ゲルトは素晴らしい選手だったし、友人だ。これからもゲルトはバイエルンのファミリー。バイエルンは、ゲルトと彼の家族をいつでも助けるつもりだ」と述べている。

ルンメニゲCEOはさらに、ゲルトのゴールなくして今日のバイエルンはなく、ドイツサッカー界は存在しなかったと、ミュラー氏の功績を讃えている。

ミュラー氏は引退後豊富な経験を生かし、バイエルンの若い選手の育成につとめてきた。近年では、FCバイエルン・ユースチームのアシスタントコーチとして後進の指導にあたっていた。

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