「認知症当事者のお買いもの事情の意識調査」を実施
認知症当事者にも買いものを楽しんでほしい
高齢者、認知症患者の買い物をサポートするアプリ「KAERU」を提供する、KAERU株式会社(東京都渋谷区)は、「認知症当事者のお買いもの事情」に対する意識調査を実施しました。認知症当事者及び周辺の関係者を対象に行われ、当事者たちの買い物への意識が浮き彫りとなりました。
調査は、認知症情報サイト「なかまぁる」 (https://nakamaaru.asahi.com/)での同社独自のインターネット調査形式にて行われ、調査期間:2021年8月12日〜8月29日、40代〜60代を中心とした全国の認知症当事者、認知症の方をサポートする家族・知 人・介護職を対象に行われました。
調査の結果、認知症・軽度認知障害と診断を受けた人の39%の人は「お買いものに行かない・行けな い」と回答し、その理由として多く選ばれたのは、「歩行困難で外出できない」、「買い忘れ」、「支払い時のお金の計算」、「多重買い」で、「歩行障害」「短期記憶の障害」「現金の管理能力の低下」に起因したものでした。
自身で買いものに行くことができている当事者をサポートする家族や専門家に、認知症当事者が買い物に行くにあたり不安と感じる点を聞いてみると、当事者と同様に、「多重買い」、「買い忘れ」、「支払い時のお金の計算」が挙がり、当事者・介助者ともに同じ不安を抱えていることが明らかとなりました。
とはいえ、「お買いものに行かない・行けない理由が解消された場合、対象者にお買いものを楽しんでもら いたいと思いますか?」という設問では、75%が「本人が望むなら買い物に行ってもらいたい」と回答しており、買いものの機会は、認知症の悪化を防ぐ対策として本来は良い刺激になることが共通の意識として持たれているようでした。
詳しい調査結果は下記外部リンクよりご覧下さい。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
認知症・軽度認知障害と診断された方の39%が「買いものに行かない・行けない」理由とは?
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