群馬大学、記憶をつくる分子の働きにドレブリンの関与を発見
2018年7月8日
アルツハイマー病に関係するタンパク質・ドレブリン
群馬大学大学院の山崎博幸 助教授、 白尾智明教授、琉球大学大学院の山本秀幸教授、東京大学大学院の尾藤晴彦教授らの研究グループは、アルツハイマー病や軽度認知障害において減少するタンパク質として知られるドレブリンとカルシウムカルモジュリン依存性タンパク質キナーゼ(以下、CaMKII)の関係を解明しました。
これまでは、この2つの分子は独立して働いていると考えられていましたが、今回の研究で、これらの2つの分子は密接に関係していることがわかり、ドレブリンの減少がCaMKII の働きを弱め、認知症の初期症状を引き起こしていることが示唆されたことになります。このことから、ドレブリンの働きを強めたり、量を増やしたりする薬剤を開発することにより、認知症治療薬開発につながることが期待されます。
(文頭画像はイメージ、文中画像はプレスリリースより)
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群馬大学、記憶をつくる分子の働きにドレブリンが関与
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