金沢工業大学ら、高齢者モニタリングシステムの研究を開始

2018年5月30日

e-テキスタイル技術とIoTを活用。産学連携で研究推進

金沢工業大学らは、e-テキスタイル技術とIoTを用いたスマートシューズで活動量や歩き方の変化を検知し、 地域高齢者の健康と見守りを支援するモニタリングシステムの研究開発を産学連携で開始すると発表しました。これにより、高齢化や過疎化が進む山間部の高齢者の健康寿命の延伸と、外出機会の増加に伴う認知症予防や骨粗鬆症予防を目指します。

e-テキスタイルとは、センサやチップを衣料やテキスタイル資材に仕込むことで、情報伝達機能を持たせた繊維素材のこと。本研究では、靴の中敷に装着したテキスタイルセンサーを通じて歩行時の特徴を検出するウェアラブルな歩容センサーの開発しクラウドシステムと連携、高齢者に対する健康支援と、見守り支援機能を有するICTシステムインフラの構築を目指します。

本研究は、総務省平成30年度「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」重点領域型研究開発ICT重点研究開発分野推進型3年枠に選定されており、研究開発期間は2018年度から2020年度までとなっています。連携者は、金沢工業大学、ミテネインターネット株式会社(福井市)、福井県工業技術センター、株式会社金沢エンジニアリングシステムズ(金沢市)です。

(画像はプレスリリースより)

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e-テキスタイル技術とIoTを用いたスマートシューズで地域高齢者の健康支援。研究開発を産学連携で開始


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