東京大学他、凝集化するタンパク質1分子の励起運動を初観察
2017年11月14日
アルツハイマー病などの新治療戦略へ期待
10月31日、東京大学、公益財団法人高輝度光科学研究センター、大阪大学、神戸大学などの研究チームは、タンパク質の分子が凝集する過程で、激しいブラウン運動(溶液中の微小粒子のランダムな動き)を伴う分子凝集体(ネットワーク)の形成と崩壊が繰り返されていることを世界で初めて観察したと発表しました。
タンパク質分子の異常凝集として有名なアミロイドーシスは、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経系疾患など20種類以上に及ぶ疾患との関係が議論されていますが、タンパク質分子の動きに関する情報が欠如しており、これが、有効な治療法が確立されない原因の一つとなっていました。
今回の発見により、アルツハイマー病などの発症と強く関わるとされる分子凝集プロセスの1分子観察が可能となり、分子凝集化を制御・抑制する全く新しい治療戦略の可能性に道を拓いたともいえるものです。
詳しくは、下記外部リンクよりご覧ください。
(画像はプレスリリースより)
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東京大学他、凝集化するタンパク質1分子の励起運動を初観察! ―アルツハイマー病などの新治療戦略へ期待―
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