「運転を止めてもやめてくれない」が約3割。認知症介護家族に聞くアンケート

2017年7月14日

認知症介護経験者にアンケートを実施

2017年6月警視庁は、高齢者75歳以上の高齢ドライバーのうち、1万人以上の方が認知症の恐れがあると発表しました。高齢ドライバーによる自動車事故のニュースをよく耳にするいま、少し怖い報告です。

もし家族に認知症の兆候が見られた場合、どう対応したらよいのでしょうか? 認知症情報サイト『認知症ONLINE』を運営する株式会社ウェルクス(東京都墨田区)は、この警視庁発表を受けたアンケート調査を実施しました。対象となったのは認知症の介護経験者100人です。

「説得しても運転を止めてくれない」が約3割

認知症兆候のある家族の運転を止めたことがあるか、という問に「はい」と答えた人の内、6割以上の方は運転を中止させることができていますが、約3割は本人の理解が得られず運転を止められていないことがわかりました。

アンケートに答えた方々からは様々なコメントが寄せられていました。その一部を掲載させていただきます。アンケート結果・コメントともに詳しくは以下外部リンクよりご覧ください。

(上手に止めてもらえた例) 父の75歳の誕生日のお祝いと同じ日に免許返納の卒業式をやった。孫娘の似顔絵入りの卒業証書をもらって本人も満足げでした。(45~49歳、女性)
(上手に止めてもらえなかった例)クルマに代わる交通手段、移動手段が少なすぎる。 運転できないと今度は自転車に乗り始めて、大変だった。 万が一、事故を起こして被害者が将来のある子どもだったり、一家の大黒柱であったり、医師であったら、賠償できるのか?と言及して渋々だった。(50~54歳、女性)
(自主的に止めてもらうために必要な仕組みは?)とにかく安価な移動手段の早急な社会資源やフォーマルサービスの創設。 義務教育からの啓蒙。(45~49歳/女性)

認知症の兆候がある方に運転を止めてもらうのは簡単ではありません。本人が納得の上で運転を止めたり、免許の返納を行うのが理想的ですが、実態は上手くいかないことが多いことがわかりました。

日本の多くの地域において、自動車は必要不可欠なライフラインであることが少なくありません。家族の対応のみに頼るのではなく、社会全体の取り組みも必要ではないでしょうか。

(グラフはプレスリリースより)

▼外部リンク
「運転を止めてもやめてくれない」が約3割。認知症介護家族に聞くアンケート


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