アラフィフ女性がもっとも不安に思っていることが明らかに
大半が「親の今後」に不安
45歳〜54歳のアラフィフ女性がもっとも不安に思っていることは、大半が「親の今後」であることが調査からわかりました。とくに、認知症への心配が大きくなりつつあることが浮き彫りになっています。
この調査は株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントが運営している、「Around50コミュニティ」での会員の発言をもとに同社が考察しました。Around50コミュニティとは、今後注目すべき層としてバブル体験世代であるアラフィフ女性43名を、LINE上にコミュニティ化し、その場のやりとりや座談会でアラフィフ女性たちの本音に迫ることを目的としたサービスです。
親が認知症になったら・・・ケアや費用を懸念
Around50コミュニティのメンバーの脳内にある「将来に向けた不安や悩み」を書いてもらったところ、資産や健康、子どもの今後など悩みが山積している中、「親の今後」への不安を挙げるメンバーが大半を占めていました。中には、自分の両親や夫の親も含め、4人分の今後を不安に思っている人も。「親の今後」は、アラフィフ女性にとってももっとも大きな懸念事項だということがわかりました。
また、「親の今後」で不安なことは、大きく分けて2つあり、「もし病気になってしまったら」という不安と「もし亡くなってしまったら」という不安であることがわかりました。とくに病気への不安では、身体的疾患はもちろんのこと、認知症への心配が大きい傾向に。親が認知症になってしまった場合、誰が、どこで、どのようにケアをするのか。そのための費用はどのくらいか、本人の希望はどうなのか、といったことが不安要素となっていました。
一方、親の死への不安では、住まいや財産などの処分について親の望みが伝わっていない、事務的な手続きの仕方がわからない、といったことが挙げられています。
Wシュウカツのすすめ
アラフィフ世代は、ライフスタイルが多様化した最初の世代です。「人それぞれ」の意識を親世代より強く持っているため、終活においても「それぞれが自分の望み通りにするのがベスト」という意識を持っています。そのため、親が施設に入る、亡くなるといった経験から、自分も望み通りの老後を過ごすために、今から少しずつ考えていきたいという志向が見らると、リサーチ・アンド・ディベロプメント社は分析しています。
さらにアラフィフ世代は、親に対しても「望みを伝えておいて欲しい」と考えていることがデータから読み取れますが、終活はデリケートなテーマであるため、子ども側から話題に出すことに抵抗感があるようです。
以上の調査をふまえて同社は「Wシュウカツ」を提案しています。アラフィフ世代は人生のターニングポイント。身体やライフステージも変化する時期であるため、一度人生をリセットして片付けをする「収活」をするのにぴったりの時期です。自分の「収活」を親の「終活」と一緒にすることで、親子間で「終活」を話題に出しやすいのではないかと提案しています。
このほか、リサーチ結果の詳細は外部リンクよりご覧ください。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント プレスリリース
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