「自動車運転免許の自主返納について」アンケート結果を公開
運転免許の自主返納についてアンケート調査
高齢ドライバーの認知症対策を強化する「改正道路交通法」がスタートし、高齢者の交通事故のニュースも多くなる中、サンケイリビング新聞社が「自動車運転免許の自主返納について」アンケート調査を実施しました。
ウェブサイトではサンケイリビング読者が親の運転でヒヤリとした体験や、自動車運転免許返納についての話し合いにまつわる生の声とともに、運転時の行動の変化から認知機能を確認する全30問の「運転時認知障害早期発見チェックリスト30」(特定非営利活動法人高齢者安全運転支援研究会提供)を公開しています。
70歳を超えたら「運転をやめてほしい」が3割
読者アンケートでは、親の運転にヒヤリとした経験がある人は、36.5%。そのうち40代では45.8%の人が「経験がある」と答え、他の年代と比べ大きく増加していました。また、「親がいくつになったら、運転をやめてほしいか?」との質問で、一番多かったのは「70~74歳」の29.5%。次いで「80~85歳」という結果。高齢ドライバーの認知症対策を強化する「改正道路交通法」では、75歳以上の運転者は、免許更新時の「認知機能検査」で「認知症のおそれがある」と判断されると、医師の診断を受けることが義務付けられましたが、70歳を超えたら運転の見直しが必要だと考える人が多いことがわかりました。
一方で、「免許の返納によって困ること」として、45.9%の人が「買い物に行けない」、次いで「病院に行けない」が44.6%、「活動の範囲が狭くなる」37.8%と、親がそれまでと同じ生活を送ることができないことに対し、不安を感じている人が多いこともわかりました。
また、「親と自主返納を話し合うときネックになること」として「返納の話をして以来不仲。絶縁状態になっている」「言うことを聞かない。84歳での更新はしないと言っているので、本当にそうしてもらいたい」など、免許返納によって生じる親子間の摩擦が障害となっていることも浮き彫りになりました。
画像は、プレスリリースより
▼外部リンク
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