くもん認知症にまつわる調査結果を発表
認知症についての調査報告をくもんが発表
平成28年5月27日、認知症に関する調査を行ったとしてその結果を株式会社公文教育研究会が発表した。
なお、調査は同年3月16日から3月18日まで行われている。
男女1,000人を対象にしたインターネット調査
今回行われた調査は、20代から60代1,000人を均等割り付けにて抽出し、それらを対象にインターネットにてアンケート方式で行われた。
これにより、一般の消費者で見られる認知症や老後に対する意識や実態を捉えようとされたのである。
周りへの負担の配慮と親しみ取り組みやすい認知症予防対策が望まれている
結果をまとめると、老後全般においては周囲への身体的及び心理的負担に対する懸念が一貫してあり、認知症に対してはその予防と対策について取り組みやすさと親しみやすさが、もとめられていると判明した。
以下、項目別に見ていく。
まず、老後についてだ。経済的な不安やプライベートな時間の確保また、健康への不安が上位を占めている。だが、その他の項目で家族や子供に迷惑をかけたくない等というように、周囲への負担を懸念する内容も見られた。
また老後における不安要素として、経済的な不安や病気そして体力の減衰に対するものが挙げられたが、それに続く5番目として認知症に対する不安も見られこれは、とりわけ40代以上の女性に多く見られた。
一方認知症自体については、自分はなりたくないという回答をトップに順じて介護が難しい迷惑をかける等が挙げられている。
そうした事柄と関連しているのか、認知症に対する不安についても自身の家族へ身体及び精神両面において、迷惑をかけたくないといった意見が1番多く続いて他者の世話無しでは、生活を維持できないや家族のことを忘れる等と家族や人としての尊厳に、まつわるものがみられている。
これらの中でも注視すべきなのは、老後全般において経済的余裕をもとめる一方で認知症における不安で経済的要素は、5番目と上位にないことから身内への身体的・精神的負担への懸念が、経済的不安を上回っていることが伺えることだ。
それから認知症を発症の後、介護等を受けたい場所として高齢者介護施設や高齢者サービスのある住宅が選ばれ、この背景にもやはり認知症介護の難しさや周囲への配慮といったものが読み取れる。
ここまでを踏まえ認知症の予防及び対策に関する質問項目では、読み書き計算の練習や脳トレまた1日30分以上の運動等が回答された。
これは本人とその周辺の人々どちらにおいても、身近であり取り組みやすいものが好まれている現れであり、そうしたことから薬物療法は金銭的な負担等から余り好まれていないようである。
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▼外部リンク
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