広がる支援、40事業所に~埼玉県「認知症サポート企業」

2016年5月31日

民間と行政が一体となって認知症への理解促進を図る

埼玉県庁では現在、ホームページを通じて「認知症サポート企業」を募集している。

「認知症サポート企業」は、社内で認知症サポーターを計画的に養成することや継続的にフォローアップを行う等の取り組みを実施する。埼玉県庁は、登録された企業やその取り組み事例をホームページ等で公開し、企業の取り組みに対して共催や後援をする。

また、店舗やオフィスに貼るためのステッカーも配付される。ステッカーは、「認知症サポート企業」として登録したウエルシア関東株式会社が作成したもの。表裏両面に印刷されているため、ガラス扉に貼っても室内と室外の両方からデザインが見られるように工夫されている。

「認知症サポート企業」制度は、埼玉県内での認知症の理解を促進するためのもので、行政だけでなく企業や地域と一体となって認知症の人とその家族を支援しようという社会的気運を醸成することを目的としている。

各企業の取り組みは

2012年から2015年3月25日までに、40の事業所が「認知症サポート企業」として登録し活動を行っている。

登録されている事業所の業種は、金融業や保険業、小売業、介護事業所、薬局、病院、製造業、生活インフラ系と多岐にわたっている。

NTT東日本埼玉事業部は、2015年4月に「認知症サポート企業」として登録し、今年も活動を行っている。5月には従業員60人に対し「認知症サポーター養成講座」を実施する予定。昨年度は474人に対して合計12回実施した。

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▼外部リンク
認知症サポート企業について – 埼玉県
「認知症サポーター養成講座」 NTT東日本 埼玉事業部

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