アリセプトのレビー小体型認知症への適応拡大フィリピンにて承認される
2016年4月25日
ドネペジル塩酸塩のレビー小体型認知症に対する適応フィリピンで承認
平成28年4月14日、アルツハイマー型認知症治療剤アリセプトの適応対象としてレビー小体型認知症が、新たにフィリピンにて承認されたことまたそれを受け情報伝達活動を始めたと、エーザイ株式会社が発表した。
なお、今回承認を取得したのはフィリピンでの販売子会社HI-Eisai Pharmaceutical,Inc.で、この事例は平成26年9月に日本により取得されたものに続き、世界で2番目の事例となる。
気がつかれにくいレビー小体型認知症
レビー小体型認知症は、血管性認知症やアルツハイマー型認知症にならび主要な認知症の類型であるにも関わらず、認知症であると判別されにくい現状にある。
これは進行性である認知機能障がいに加え、体のこわばりや幻視等の他の疾患でも生じうる症状を呈することが要因としてあるからだ。
こうしたことから、認知症であると判別されにくい点については社会的課題として認識されているのである。
認知症患者のQOL向上を目指す
こういった特徴を持つレビー小体型認知症だが、その患者数はフィリピンにおいては40万人いると推計されている。
そして、今回のレビー小体型認知症へのアリセプト適用承認は、血管性認知症及びアルツハイマー型認知症への、口腔内崩壊錠等による効果実績から患者のQOL向上に大いに貢献しえるのだ。
そして、現在タイにおいても承認申請中である。
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▼外部リンク
「アリセプト」フィリピンにおいてレビー小体型認知症に関する適応拡大の承認を取得
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