北海道胆振西部で広がりを見せる認知症カフェ 当事者同士の語らいや専門家のアドバイス等提供

2016年4月28日

当事者同士の語らいの場また地域とのつながり等を提供する認知症カフェ

現在、胆振西部において認知症を抱える当人やその家族また支援者が気楽に語り合い、それらを通し日頃の悩みの解消や地域とのつながりの場を提供する認知症カフェが、胆振西部において広がりを見せている。

胆振西部において広がりを見せる認知症カフェ

胆振西部では、洞爺湖及び豊浦両町に1施設ずつまた伊達市に2施設の計4施設存在する。

そしてその中でも、伊達市舟岡町において介護付き有料老人ホーム「チエロだて」にて、2月より認知症カフェがオープンされた。

その初回では、認知症を抱える当人やその家族また関連の専門職者が集まり、日頃の悩みや介護上での工夫ストレス解消法等について意見が交わされた。

利用した男性も、話しを聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるという。

なお、今後は月に1回の頻度で開店される。

介護者の負担軽減策として推進されているものの課題も多く

高齢化に伴い増加傾向にある認知症患者の現状を受け、国によりまとめられた新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)において、認知症カフェは介護をするがわの負担軽減策として推進されている。

実際町内に認知症カフェのない壮瞥町でも、その必要性から既存地域サロンの発展も含め導入を検討しており、また7人に1人が認知症の疑いがもたれている伊達市でも、必要となる関連施策が進められているのだ。

だが、成功例のある一方で認知症に向けられがちな偏見や無理解また、専門職者やボランティア等の人手不足等といまだ解決すべき課題があるのも事実である。

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▼外部リンク
医療法人チエロだて

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